学校案内

教育目的

心豊かな人間性を有する
健康な心身を持ち、
科学的根拠に基づく看護実践力を備えた、
社会に貢献できる看護師を育成する

教育目標

本校は、生命と健康についての理論を
看護の基本原理として解説いた
ナイチンゲールの考えに基づく
看護が実践できる
人材を育成します

  • 看護に対象である人間を生物体と生活体の統一体として理解し、人間の存在や生命を尊重する態度を養う。

  • 自己の健康状態を整え、常に対象に関心を注ぎ、自己のもてる力を最大限にさし出す姿勢を養う。

  • 豊かな感性をもち、より良い人間関係を築くためのコミュニケーション能力を養う。

  • 科学的、理論的思考に基づく適切な看護判断ができ、安全で質の高い看護を実践できる能力を養う。

  • 保健・医療・福祉におけるチームの一員として、自覚と責任をもち他職種と連携・協働できる能力を養う。

  • 看護専門職としての看護の発展のために常に自己研鑽できる姿勢を養う。

ご挨拶

  • 社会医療法人 医仁会
    中村記念病院 理事長・院長
  • 社会医療法人 医仁会
    中村記念南病院 院長
    中村記念病院附属専門学校 学校長
  • 中村記念病院附属専門学校
    副学校長
社会医療法人 医仁会
中村記念病院 理事長・院長

中村記念病院附属看護学校は、昭和62年に二年課程(進学課程)として開校し、平成24年4月からは三年課程になり現在に至っています。既に1777人(二年課程1429人、三年課程348人)の看護師が巣立ち、卒業生が道内はもとより世界中で活躍しています。

私たちがこれまでに経験したことのない超高齢化社会が到来しようとしていますが、看護師の社会における役割は増すばかりで、医療・介護・福祉の様々な分野での活躍が期待されています。多職種からなるチーム医療を実践するには、熱意のある優秀な看護師の力を必要としています。

本校の実習病院は、救急医療を主とした脳神経外科・脳神経内科で世界的にも有名な中村記念病院(札幌市中央区)と、地域医療を目的とした回復期リハビリテーション病棟や訪問看護ステーションのある中村記念南病院(札幌市南区)が主たる施設です。そこを中心に、急性期から回復期、慢性期、在宅まで充実したカリキュラムを組んでいます。

経済的な支援として、奨学金や貸付金制度を整備しています。学生生活の努力を無にしないように国家試験対策も充実しています。三年間の学生生活で、卒業時には見違えるほど成長した自分が実感できるはずです。看護師志望の皆様方には、是非私どもと一緒に理想の看護師を目指して共に歩んでみませんか。社会人の方々にも門戸を開いていますので、お待ちしています。

社会医療法人 医仁会
中村記念病院 理事長・院長

中村 博彦

社会医療法人 医仁会
中村記念南病院 院長
中村記念病院附属専門学校 学校長

看護師には、分け隔てなく人を思いやる心、豊富な看護知識、科学に裏打ちされた技術が求められ、それらの何れが欠けても質の高い看護を提供することはできません。本校に入学した学生の皆さんがこの3つの大事な要素を習得し、自信を持って看護師として働けるようになるために、日夜、全職員でサポートさせていただいています。

AIの普及に伴う雇用形態の変革が叫ばれる昨今ですが、心のこもった看護は、しっかりと訓練された人間でしかなし得なく、看護師が、一生かけて取り組む価値のある職業である事に疑いはないと思います。

当校では一般入試、推薦入試の他に、社会人としての経験を看護に生かしていただくために社会人入試という制度も採用しています。幅広い世代が共に学ぶ機会を持つことで、一般入試や推薦入試で入学した学生にとっても人生の学びの場となっていると感じています。

患者さんのために、社会のために役に立ちたいと、熱い心を持っている方々の入学を心からお待ちしています。

社会医療法人 医仁会 中村記念南病院 院長
学校長 岡 亨治

中村記念病院附属専門学校 副学校長

看護は対象者が必要とする援助を看護師が判断し実践するといった仕事です。ですから、対象者に関心をもち、その人の思いを尊重し心をこめて援助していくことが必要となってきます。そう考えると、看護は、常に対象者の回復を願い将来にわたって自己研鑽し続ける自分自身を映し出す鏡でもあると思っています。

当校では、看護に必要な知識、技術は、もちろんですが、人に関心をもち相手の立場になって考え、自分のもてる力を発揮できるようになることを教育目標の1つに挙げています。人に関心がもてるようになるためには、まずは自分自身を大切に思え、心身ともに健康であることが必要だと考えています。学生自らが整えていけるよう健康に関する知識や方法を学び自己調整力を高め、さらに、グループワークや他学年との交流をとおして人に関心をもち、相手の立場になって関わっていけるようにカリキュラムや授業に組み込んでいます。

しかし、この3年間の学習は、決して楽なものではありませんし一人で乗り切ることは難しいでしょう。そこには同じ目標を持ち励ましあえる仲間や、それを全力でサポートする教職員がいます。この学校生活は人生の中のたった3年間ですがたくさんの人との関わりを通して自分自身の成長を一番実感できる時間になるはずです。

自分や他者を大切に思え、相手のために全力で自分のもてる力が発揮できるようになれる、そういった力を当校で育んでいきませんか。

副学校長 笠井真利子

概要

名称

中村記念病院附属看護学校

所在地

〒005-0842
札幌市南区石山2条9丁目7-1

設置者

社会医療法人 医仁会
※医仁会では他に「中村記念病院」「中村記念南病院」「訪問看護ステーションなかむら」「中村記念病院居宅支援事業所」があり、本校の教育活動などで協力を得ています。

敷地・建物面積

敷地面積 1,358.77平方メートル
建物面積 2,157.85平方メートル

交通アクセス

立地環境

本校は札幌中心部から国道230号線に沿って30分のところに位置する緑の美しい札幌石山地区にあり、グレーと緑を基調とした3階建ての校舎は、勉学には最適な場所です。

沿革

  • 1987昭和62年

    二年課程(修業年限2年)の看護婦養成所として開校
    定員1学年35名

  • 1990平成2年

    教室及び体育室増築
    定員1学年70名

  • 2002平成14年

    「保助看法」改正-名称看護師となる

  • 2010平成22年

    二年課程、新カリキュラム開始
    定員1学年50名

  • 2012平成24年

    三年課程に変更(二年課程募集停止)

  • 2013平成25年

    卒業生(二年課程)1,492名

  • 2022令和4年

    新カリキュラム開始

校章の由来

中央に社会医療法人 医仁会 中村記念病院の頭文字である「n」と救急を表す十字を組み合わせ、横からみた脳をイメージしています。
背景の紺色は風水説での「木の気」を象徴する色であり、冷静さと判断力を表し、成長していくことをサポートする意味があります。下部の赤いラインは、対象となる人々を思いやり、役立つ技術を習得しようとする、暖かく情熱的な心を表しています。
つまり、対象となる人々を、思いやり、温かく情熱的な心を土台に、どのような場にあっても冷静に、かつ、的確な判断ができる科学的な思考を身につけることを表現しています。